2015年8月18日 (火)

八ヶ岳方面一人旅その8【最終回】 ~さよなら八ヶ岳、元気甲斐~

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雨の清里駅前 #ブレブレ

清里をあとにし、小海線で小淵沢へ。


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小淵沢では電車の時間までかなりあったので、駅隣接の売店で飲んで待つ。
飲んだのはサントリー白州をソーダで割った、森香るハイボール。
前日に工場で飲んできたあれである。
前のガラスに貼ってある八ヶ岳の絵を見ながら、いつか登ってやるぞなんて思いながら飲む酒も乙なものだ。


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店を出てホームであずにゃんを待っていると、横須賀カラーの115系が現れた。
子供の頃から変わらないこの色とフォルム、そして醸しだされる雰囲気がたまらない。
当時これと同じように115系を撮った写真がまだアルバムの中に残っていたりする。
変わらない良さもまたあり。


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特急スーパーあずにゃんに乗り込み、お待ちかねの ゆうはん!
子供の頃から食べるのが夢だった小淵沢名物元気甲斐がついに自分の喉を通ることに。


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中身はこんな感じ。
期待に違わぬ旨さだった。
ちなみにこの弁当は2段になっていて、関東風と関西風の両方が楽しめる。


とまあ、こんな感じの旅だった。
あいにくの天気だったが、楽しめた。
でも今度行くときは、雲に隠れていない南アルプスや八ヶ岳をがっつり見たいし、いつかは登ってみたい。
果たした夢と新たな夢、いい旅だった。

〈完〉


だらだら書いていたら、旅から半年以上経ってしまった。
長々と続いた旅日記にお付き合いしてくれた方、本当にありがとうございます。そして、更に昔の箱根旅日記もまだ終わっていないので、なるべく早く再開できるようにしたいと思うので、よかったらまた読んでやってください。

只今のBGM
自衛隊に入ろう / 高田渡

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2015年6月11日 (木)

八ヶ岳方面一人旅その7 ~オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」~

※長引いているが、昨年秋に行った旅行の記事である。もうすぐ終わる。
※その6→http://kamaken.cocolog-nifty.com/folk/2015/04/6-054b.html



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ずぶ濡れでチャリを漕いで、なんとか萌木の村に到着。
後ろの建物が最後の目的地、オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」
これ以上の野外活動は、天候的にも体力的にも時間的にも無理なので、旅のラストに屋内施設のここを選んだ。



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受付を済ませ大部屋に通されると、司会の方が解説を交えならが実際にオルゴールを鳴らしたりしていた。最初ははあまり期待していなかったのだが、体験してみるとあまりに素晴らしくて圧倒された。音量も予想以上にでかくド迫力。自分が今までオルゴールに抱いていたイメージが覆された。

ゲームセンターにある筐体のような物体が動作を始めると、その筐体はピカピカ光りだし、中に詰まった複数の楽器の同時演奏を始める。その音がなんとも味わい深い。
イメージとしては七人のこびとの家にあるあのオルガンみたいな感じ。

様々なオルゴールでの実演&解説ののち、最後に出てきたのが写真のリモネール1900というオルゴールで、1900年のパリ万博でエントランスに置かれていたもの。そのサウンドは数キロ先まで届いたという。

ちなみに司会の大森たつし氏は一流のマリンバ奏者で、オルゴールとの素敵なセッションなども聴かせてくれた。
大満足で博物館をあとにし、レンタサイクルを返却し、帰路へ向かう。

次回でいよいよ最終回。

つづく

只今のBGM
Being for the benefit of Mr.Kite /THE BEATLES

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2015年4月16日 (木)

八ヶ岳方面一人旅その6 ~マシュマロカレーの千ヶ滝~

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雨の中必死に歩き、なんとか清里駅に到着。
雨は大降りになっていたが、レンタサイクル屋さんに頼み込んで、自転車(電動アシスト付き)を借りる。電動アシストは初体験だったので慣れるのにちょっと時間がかかった。
まずは萌木の村に隣接するブルーパブレストラン「ロック」へ行き、カレーを食べる。
印象的だったのは、食後に出された串刺しのマシュマロで、暖炉で炙って食べるのが楽しかった。
店を出て萌木の村を軽く回ってから、滝を見に行く。



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山道をガンガン下って、千ヶ滝(せんがたき)に到着。
凄まじい水量。おそらく大雨による増水でこんなことになっている。



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さらに接近。飲み込まれそうで恐ろしい。

このあともいろいろ回る予定だったが、雨がひどかったり、体力が限界にきてたり、電動アシストのバッテリーが心配だったり、時間があまりなかったりで諦める。
それで最後に向かった先は、萌木の村にあるオルゴール館「ホール・オブ・ホールズ」。


つづく

只今のBGM
マシュマロ色の君と / さくら学院

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2015年4月15日 (水)

八ヶ岳方面一人旅その5 ~東沢大橋と紅葉~

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なんとなく雨を感じながら、森の中を歩く。
ここはキープ協会自然歩道という道で、清泉寮の周りに広範囲で敷かれている。



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東沢大橋(ひがしざわおおはし)に到着。
平日にもかかわらず観光客が多かった。
それでは橋から撮った紅葉写真を3連投でいってみる。



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谷谷しい。



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巨人になってこの上で眠ってみたい。



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ラスト。いい色。



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渓谷を下りたり登ったりしながら、清里駅方面へ向かう。
途中いろいろな岩や滝を堪能できたが、強まる雨と痛む足でちょっとつらくなってきていた。

つづく

只今のBGM
Waterfalls / Paul McCartney

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2014年12月30日 (火)

八ヶ岳方面一人旅その4 ~清里 清泉寮と雲海~

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闇夜に浮かぶミルクポット。
清里駅を出てまず目に飛び込んできたのがこれ。
この80's感がたまらん。

高台にある宿に向かって、痛む足を引きずりながらひたすら登る。
思うように歩けず、チェックイン予定時刻も過ぎてしまう。
いつのまにか雲が空を覆っている、あたり一面も霧に包まれる。
これでは期待していた星見物もできない。


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なんとか今回の宿泊地である清泉寮に到着。
アンデレクロスが闇夜に青白く光る。
この霧のソフィア感。
ちにみに写真の場所は旧館で、フロントは少し離れた新館の方にある。

清泉寮の食事は野菜中心でヘルシーかつ美味しく、温泉もいい塩梅だった。
特に、照明なしで真っ暗にしてある露天風呂は最高だった。
空は分厚い雲に覆われていたけど、天気が良ければ満点を埋め尽くす星々が見られたのだろう。
風呂あがりにロビーで星観察ツアー御一行を見かけたが、心底気の毒だった。


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部屋はこんな感じ。
清泉寮の歴史を感じたかったので、あえて旧館の部屋を選んだ。


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ベッド。
手前側のを使用した。


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照明がシャレオツ。


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あずにゃん(夜)


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廊下と階段。


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ロビーの暖炉。


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清泉寮は、清里開拓の父ポール・ラッシュが1938年に創設。


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あずにゃん(朝)


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うんかい!
部屋の窓から雲海が見られるとは思わなかった。
さすが標高1380m。
このあとすぐ天候悪化でなにも見えなくなってしまった。
温泉入るためにちょっと早起きして正解だった。

そして小雨降る中、清泉寮をあとにする。

つづく

只今のBGM
霧のソフィア(BEST SELECTION2バージョン) / THE ALFEE

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2014年12月23日 (火)

八ヶ岳方面一人旅その3 ~小海線・野辺山~

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小海線キハ110系
これに乗るのも長年の夢だった。
日本一高いところを走るJR線だ。
ディーゼルエンジンで動く気動車なので、パンタグラフはない。
故に、エンジン音が完全にバスのそれだったw



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後方に特急あずにゃんE257系。

キハ110系に乗り込み、野辺山を目指す。
車窓から八ヶ岳南端部の斜面が見える。
夕日に照らされた紅葉の斜面があまりに美しい。
だがしかし、この旅行で八ヶ岳を見られたのはこれが最初で最後であった。



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この場所はJR鉄道最高地点(1375m)。
野辺山で下車して最初に訪れたのはこの日本一ポイント。
そんな高いところにいるという感じはしなかった。



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野辺山周辺は開けた広大なスペースが多い。
八ヶ岳を眺めるにはうってつけ。
だがしかし、このザマ ○| ̄|_
なんでそこだけ雲が。。



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別の方角の山はこんなクリアーに見えたのに(未練)
ここらへんの山はそのうち登りに行こうと思っている。



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国立天文台野辺山の45m電波望遠鏡。
すごい迫力。
子供の頃に遠目で見たことはあるけど、こんなに近くからは初めて。



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ひと通り見て回ったので、野辺山駅に帰ってくる。
そして安定の電車2時間待ちw

足の血豆と靴ズレが痛いので、駅前のみやげ物屋ホワイトラビットに絆創膏を売っている店がないか聞きに行く。店員さんが奥の方から絆創膏を探し出してきてタダでくれた。
これ下さいとハイチュウをレジに持って行くと、かえって悪いねえと恐縮されていた。
損得を超えた店員さんの優しさに感動。
そのあとは近くの公園で黄昏れたり、暖房付きトイレで暖を取ったりしながら時間を潰す。



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野辺山駅はJR最高地点駅(1345m)である。
この辺りは最高地点だらけ。

やがて電車は来て、宿のある清里へ向かう。

つづく


只今のBGM
デルタ / 科学部 科学究明機構ロヂカ?(さくら学院)

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2014年12月 9日 (火)

八ヶ岳方面一人旅その2 ~サントリー白州蒸留所・南アルプス~

小淵沢駅で特急スーパーあずにゃんとバイバイしたあと、サントリーの工場がある白州へ向かう。
下り坂を1時間ひたすらダッシュ。足を痛めた。無理はよくない。
サントリー白州蒸留所に受付時間ギリギリで到着。
ハァハァしながらガイドツアーに加わり、ウイスキーが作られていく過程を見ていく。
工場に入ると、イースト菌とか甘酒を連想させるような香りが漂っていた。


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ここは蒸留が行われているエリア。
麦汁を発酵させた液体は、ここの機械で加熱され、蒸発・分離(蒸留)されてウイスキー原酒になる。
原酒の味はウイスキーだが見た目は無色透明とのこと。

そのあと向かった貯蔵庫では、広大なスペースに、上下左右に配置される大量の酒樽を見ることができた。壮観な眺めだった。
酒樽で最古のものには、1973という数字が刻印されていた。白州工場ができた年とのこと。ちなみに、自分が生まれた年でもあるので親近感がわく。

最後はサントリーウイスキー白州の試飲会。
森に囲まれた工場で飲む白州のハイボールは実に爽やかでおいしかった。

工場見学終了後は直ちに工場を出てダッシュ。電車一本逃したら2時間待ちだ。
行きに下りてきた道を、今度はひたすら登らなければならない。
しかし、あっという間に足が限界に達し、普通に歩くだけでもきつくなる。


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道の途中、振り返ると雲の隙間から僅かに南アルプスの山々が見えた。
ピーク部はたぶん甲斐駒ケ岳(2967m)。
信じられないような高い位置にその稜線は浮かんでいた。凄まじい迫力に感動。
今でもその衝撃が忘れられなくて、ことあるごとに近場の山の稜線を眺めては、彼方の南アルプスに思いを馳せている。
後日ネットで調べたら、この場所が日本一高低差を楽しめる山ポイントであると言ってる人がいた。納得。

そうこうしながら、ひたすら駅目指して歩く訳だが、足の痛みはひどくなっていくばかり。途中で予定の電車を完全に諦める。


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急ぐ必要もなくなったので、旧平田家住宅へ寄り道。
いい雰囲気。
部屋の中に馬を飼っていたらしい。

そしてボロボロになりながら小淵沢駅に到着。
次の電車の発車時刻は1時間30分後。
駅そば食べたり、南アルプスがよく見える場所を探しに行ったりして時間をつぶす。

つづく

その1まだの方はこちらから→http://kamaken.cocolog-nifty.com/folk/2014/10/1-3585.html

只今のBGM
アルプス一万尺 / 菊地最愛・水野由結

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2014年10月31日 (金)

八ヶ岳方面一人旅その1 ~特急あずにゃん~

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いきなりのあずにゃんである。
子供の頃、電車が大好きで、特急あずさに乗るのが夢だった。
国分寺駅で肌色に赤ラインの183系・189系が通過するたびにときめいていた。
なかなか乗る機会に恵まれなかったが、30年以上の時を経てやっとチャンスが来た。
ちょっとした臨時収入が入ったので、旅に出ようということになり、特急あずさ(以下特急あずにゃん)に乗っていけるところを探した。
かくして八ヶ岳方面への旅が始まるのである。


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南武線E233系8000番台
最近(2014年10月4日)導入されたばかりのこの新車を見たかったので、立川駅で寄り道。
沿線のチャームポイントを影で描いたペインティングが素敵。


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前から。


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南武線205系0番台
そのうちE233に駆逐されるのだろうから撮っておいた。


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特急スーパーあずさ E351系
八王子駅からスーパーあずさあずにゃんに乗り込むのだが、停車時間が思いのほか短く、これを撮影したあと、この電車に慌てて飛び乗ることに。
長年の夢が叶った瞬間もへったくれもなかった。


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座席は11号車の最前窓際。
扉の先にトイレ。これがのちに俺を困らせることに。


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テーブルは肘掛けから出てくるやつ。
携帯の待ち受けはYUIMETAL。
由結ちゃんかわいいよ由結ちゃんとまと。


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特急あずにゃんに乗るあずにゃん。
これやってみたかった。
しかし、車内でフィギュアの撮影はけっこう恥ずかしいし、揺れるので上手く撮るのに時間もかかる。
自分の座席のすぐ横はトイレへ通じるドア。いざ撮影をしようとしたら、次々と人がトイレに行きだす。そんな中、こそこそやりながら頑張って撮った1枚となっております。


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開き直った

のではなく、甲府かなんかで周りの人達がごっそり下車したので撮りやすくなったんDEATH!

特急スーパーあずにゃんの走る線路は高架じゃないところが多いので、遠くまで見渡せる感じではなかった。しかし、八王子の街→高尾の山岳地帯→上野原や大月の開けるところ→そして甲府盆地といった地形や町並みの変化は十分に楽しめた。
あずにゃん車内の雰囲気は暗めで、若干窮屈な印象。乗り心地は悪くなかった。
そして、小淵沢で下車したところで続きはまた次回。

つづく

只今のBGM
Eagle Fly Free / Helloween

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